スキルアップ・キャリアアップしたい薬剤師の場合、「研修が充実しているかどうか」は転職の大きな指標になります。
またキャリア復帰した場合や調剤経験がない場合にも、研修制度がきちんと機能している職場を選ぶことは安心に繋がります。そこで今回は、研修制度に焦点を当てて薬剤師の転職のコツをまとめてみました。
専門的な職業である薬剤師は、日々その専門性を高める必要があります。薬剤師としてスキルを磨くために行うものが「研修」です。
具体的には、勉強会や薬剤師会の研修会、地域での講演会、様々な資格の取得、海外研修、学会への参加などが挙げられます。転職活動の際にはこれらの研修を積極的に行っているかどうか、また費用の負担があるかどうかをきちんとチェックしましょう。
また、ブランクがある状態や調剤経験がない場合、未経験者などに対する研修が充実している職場が安心です。
調剤をしたいという強い意志と、学んで仕事に活かしていきたいという意欲があれば、未経験でも十分通用するはずだと励ましていただきました。 「調剤をしたいお気持ちとどんな風に仕事に取り組みたいか、をそのまま企業にお話ください」とアドバイスいただき、不安が払拭されました。未経験の方を受け入れるために研修制度を整えている企業をご紹介いただき、入職が決まりました。(女性・40代)
※引用元:リクナビ薬剤師(https://rikunabi-yakuzaishi.jp/contents/case/11/)
未経験転職者の採用実績がある調剤薬局に就職することに決めました。実際に働いてみると研修制度も整っていて、希望通りの職場でした。薬剤師の資格を取ってからだいぶブランクがあるので、もう一度勉強し直すつもりで積極的に研修に参加しています。同僚にはママさん薬剤師もいらっしゃるので、何かと心強いです。(女性・30代)
※引用元:薬キャリAGENT(https://agent.m3career.com/contents/case/inexperience/03)
薬剤師として勉強するためには、普段の業務内で学ぶOJTのほか、ある程度の基本的な内容にプラスして知識を身につけることが大切です。これらは外部研修などで有効に獲得できます。勉強会や研修会などの制度が充実しており、きちんと機能しているかをチェックしましょう。転職活動の職場見学などの際にしっかり確認してみるのがおすすめです。
薬剤師会の主催する勉強会にも手を伸ばしているか、も確認要素の一つです。薬剤師会の勉強会では、薬局などが主催する勉強会でカバーできない新たな知識を得ることができます。薬剤師会の会費を負担してくれるかをチェックしましょう。
また、地域支援に積極的な職場では、地域住民に対する講演会などの外部研修を体験できる場合もあります。
特にキャリア復帰した場合や調剤経験がない場合、新人研修だけでなく、継続的な研修があるかどうかがポイントになります。薬剤師の仕事は現場で学んでいくOJTが基本ですが、そのほかにも社内研修や薬剤師会、認定薬剤師、海外研修、学会参加などに精力的に取り組んでいたり、費用を負担してくれたりするかをしっかりチェックしましょう。
充実した研修制度で自身のスキルを磨くことで、将来も活躍できる薬剤師になることができます。転職活動の際には、研修制度の整った将来性のある職場を選ぶことが大切です。薬剤師の主な就職先を比較してまとめたので、参考にしてみてください。