これまでは患者が薬局まで足を運んで薬を受け取ることがスタンダードでしたが、高齢化社会となりつつある今、薬剤師が患者のもとへ訪問する「在宅訪問・調剤」のニーズが高まっています。
2015年に厚生労働省が発表した「患者のための薬局ビジョン」※1では、厚生労働省が「かかりつけ薬剤師」や「在宅医療」を国が正式に推奨。供給過剰になりつつある薬剤師が将来的に生き残っていくためには、国が求める「在宅訪問・調剤」に順応できる存在になっていくしかありません。
岡山の地元企業で唯一※2、在宅調剤に特化した「リード薬局」を展開する「タイオン365」の取り組みを例に、そもそも在宅調剤とはどのような業務なのか、どれほど将来性があるのかを解説します。
※1 参照元:厚生労働省「患者のための薬局ビジョン」[PDF](https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/vision_1.pdf)
※2 2022年5月時点、薬剤師に向けて有益な情報を発信する大手ポータルサイト「マイナビ薬剤師」に掲載されていた、岡山市・倉敷市発の調剤薬局の中で調査した結果。
タイオン365が運営する
「リード薬局」とは?
リード薬局は、岡山県内で在宅調剤を実施する「在宅特化型」の調剤薬局です。昨今の高齢化社会に対応して、患者一人一人に寄り添う地域密着型の調剤業務に力を入れているのが特徴。24時間365日のオンコール体制を完備するなど、患者が自宅で薬を受け取るに留まらない「暮らしを支える」取り組みを行っています。
2020年に実施された「調剤薬局の将来性についてのアンケート」※にて、現役薬剤師に「今後、薬局が生き残るために必要条件は何か?」と質問をしたところ、74.5%の薬剤師が「在宅対応」と回答。
また、同率で「オンライン服薬指導」という回答も集まり、在宅・オンラインでの調剤業務が将来的に必須だと感じている薬剤師が多いことがわかりました。
※参照元:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000061619.html)
・調査時期:2020年11月16日~11月25日
・調査対象:就業中の薬剤師の男女
・サンプル数:106名
・調査主体:合同会社スマスタ
・アンケート名称:「調剤薬局の将来性についてのアンケート」
「在宅対応」の必要性について、アンケートで明らかとなった薬剤師の回答をご紹介します。
高齢化社会がどんどん進んでいくため在宅は欠かせないと思います。若い方は忙しい人が多いのでオンライン服薬指導が便利で好まれると考えました。
※引用元:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000061619.html)
高齢化が進むので在宅は必須だが、情報社会において薬をもらう作業に時間を取られるのは意味のない時間だから。いかに生活の中で病院と薬局にかかる時間、存在感を無くすかが鍵。
※参照元:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000061619.html)
薬局で待っていれば患者が来る時代ではなくなったのは確か。こちらから出向いていく時代に変わったと感じるため。在宅医療がその一つだと思う。オンライン服薬指導も患者が薬局に来るわけでなく、ある意味薬局が患者宅へ(インターネットを介して)出向いている形だと考える。
※参照元:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000061619.html)
高齢化社会を危惧して、「在宅対応」の必要性を挙げる回答が多く見られました。常に現場という最前線に立つ現役薬剤師だからこそ、来局する患者のリアルなニーズや課題感を明確に把握できるのでしょう。
では実際に、薬剤師が在宅対応を行うとしたらどのような業務内容になるのでしょうか。タイオン365が運営する在宅調剤特化型薬局「リード薬局」を例にご紹介します。
「リード薬局」は、「在宅に特化し、地域のためになる薬局を作りたい」という想いから在宅調剤を開始。自立した通院、来局が困難など、在宅調剤が必要な方を対象に調剤した薬を個人宅や高齢者施設へ配達します。ただ薬を届けるだけでなく、服薬指導や健康に関する相談を受けることもあるため、患者の生活に寄り添ったホスピタリティのあるサポートが求められます。
新人薬剤師の在宅調剤に関しては、先輩薬剤師が同行しOJTを実施。従来の来店型調剤薬局とは異なり、常に先輩薬剤師が近くにいる環境なので、わからないことがあればすぐに質問ができます。
国から認められた将来性のある仕事に携われるだけでなく、スキルを素早く身に着けていける環境であることが魅力的な職場です。
「リード薬局」を運営する「タイオン365」という会社自体が、「活躍していきたい」と考える前向きな社員を歓迎する社風となっています。安定よりもキャリアアップを求める薬剤師を重宝するため、成果によっては早期昇進や昇給を期待できます。
また、製薬会社や介護の専門家による勉強会などスキル・キャリアアップのための研鑽を用意。在宅調剤であればあらかじめ訪問スケジュールが決まっていることで時間管理がしやすいため、1日の中でも研鑽の時間を十分に確保できるでしょう。
そして、リード薬局の在宅調剤に至っては個人宅や施設ごとに訪問担当者を固定しないため、患者に合わせて業務時間が延びたり、休日が返上になったりということがありません。キャリア形成のための勉強はもちろん、プライベートの時間も大切にできるので、キャリアを踏まえたライフプランが立てやすい職場となっています。
勤務地 | 岡山市北区、倉敷市 |
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基本給 | 基本給31万円 (賞与2回・住宅手当・通勤手当・スキルアップ手当) ※新卒1年目推定年収480万円 |
昇給賞与の 有無 |
昇給年1回、賞与年2回(業績に応じる) |
勤務時間 | 9:30~18:30(10:00~19:00) |
残業代の 支払い有無 |
有 |
年間休日 | 114日 |
有給取得の 規定/割合 |
入社後半年で有給休暇10日付与/有給休暇取得率80%(2020年実績) |
福利厚生 | 各種社会保険完備、資格手当、役職手当、奨学金返済制度、交通費支給、車通勤可 ※職場内完全禁煙のため、入社時に禁煙宣言をしていただきます。 |
機械的な調剤業務はいずれAIなどに取って代わられる可能性がありますが、在宅調剤・訪問のように人と人とのつながりが重要な業務は今後も残っていくはず。岡山県内で働きたいと考えている方は、将来性があり地域医療に貢献できる在宅調剤特化型の「リード薬局」にぜひご注目ください。地元で長く活躍していくためのキャリアプランを考えてみませんか。