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薬剤師が「稼ぎたい」を叶えるコツ

「稼ぎたい」「スキルアップしたい」など、薬剤師の転職活動には様々な希望があるはず。そんな薬剤師の希望を叶える、転職活動のコツをご紹介していきます。今回は「稼ぎたい」を叶えるためのポイントを見ていきましょう。

薬剤師は稼げない?

薬剤師は一般的に稼げるイメージがあるかもしれません。しかし、実際はどうなのでしょうか?

全国の薬剤師の平均年収は、2010年から2016年にかけて、500万円以上をキープしています。これは2022年の全国の平均年収である461万円と比べると、高水準であることがわかります。したがって、薬剤師は全職種の平均に比べると「稼げる」職業であるといえます。

また薬剤師の平均年収には、日本の他の職業の例にもれず、男女の格差が存在しています。女性の薬剤師の平均年収は男性よりも低く、格差が生じはじめる30代を例にみると、男性が約566万円なのに対し、女性は約460万円となっています。

しかし、全国の男女別の平均年収では、男性が532万円、女性が293万円となっており、女性の薬剤師の年収は日本の職業全体で見ると、比較的高水準であることがわかります。

※参照元:マイナビ薬剤師HP(https://pharma.mynavi.jp/knowhow/preparation/ten-million/

※参照元:Career Theory(https://career-theory.net/nenshu-chuouchi-118888

※参照元:マイナビ薬剤師HP(https://pharma.mynavi.jp/income/column/enquete/

現場で働く薬剤師の声

同年代の人と比べて仕事量や責任はあるが、給料もその分貰えているから、今の年収に満足している。 (28歳・男性)

※参照元:マイナビ薬剤師HP(https://pharma.mynavi.jp/income/column/enquete/

年齢的にもこれくらいもらえたら満足。今の年収にとても満足している。 (52歳・女性)

※参照元:マイナビ薬剤師HP(https://pharma.mynavi.jp/income/column/enquete/

薬剤師が稼ぐには

管理薬剤師になる

薬剤師の国家資格があれば、職場での昇進や転職先の要望に応じて、スキルや実務経験によって「管理薬剤師」になることができます。管理薬剤師は、医薬品を取り扱う店舗に配置が義務付けられており、各種手当も望めます。

また、管理薬剤師の経験があれば、ほかの職種で収入アップにつながることも。募集も多くあるので、転職の際にはねらい目です。

製薬会社に転職する

製薬会社のMR職や開発部門に位置するCAR職に転職すれば、年収1,000万円の高収入を狙うことができます。MR職とは医療情報担当者のことで、医師などに製薬会社の医療品を販売・発信する仕事です。

またCRA職とは、GCP(Good Clinical Practice)という実施基準に則った治験が行われているかをモニタリングする、臨床開発モニターのことです。製薬会社のほかCROという機関でも働くことができます。いずれも高収入を狙いやすい職種であるので、チャレンジしてみるのもいいでしょう。

人手不足の地方に転職する

離島やへき地、地方といった、人手不足の現場に転職するのも、高収入を狙える方法の一つです。また、過疎地域では一人薬剤師という場合もあり、職場環境として年収交渉がしやすい傾向があるのも利点です。

人材の集まりにくい過疎地域で薬剤師は貴重な存在であるため、年収1,000万円を越える条件で募集しているケースもあります。しかし好条件の募集はまれであるため、注意しましょう。

薬剤師の将来性のある職場を探す

薬剤師の飽和が来るかもしれない将来に向けて、キャリアを見据えた賢い職場選びが大切になっていきます。薬剤師の主な就職先である「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」を比較して、自分のなりたい薬剤師像に合った職場を探していきましょう。