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国家試験対策

薬学生は6年間の学生生活でさまざまな実習や学習を行い、その集大成として国家試験を受験します。これに合格することで晴れて薬剤師としての資格を入手することが可能であり、今後薬剤師として働いていくことが可能になります。
しかしこの試験に受からなければ、せっかくもらっていた内定も取り消されてしまう可能性があります。そのためこの薬剤師の国家試験は、薬学生にとって最終かつ最高のハードルであるといえるでしょう。

薬剤師国家試験の時期

近年、薬剤師の国家試験は2月下旬の土曜日から日曜日にかけて行われることが多くなっています。国家試験に向けたスケジュール感としては、試験が実施される前年の12月中旬ごろに日程や会場の詳細情報が厚生労働省から発表される流れとなっています。また、試験の開始時刻については土曜日・日曜日の両日ともに8時50分が集合となっています。他の試験も同様ですが時間厳守ですので、遅刻しないようにしっかりと準備しておきましょう。

薬剤師国家試験の出題範囲

薬剤師の国家試験における出題範囲は「物理・化学・生物」「衛生」「薬理」「薬剤」「病態・薬物治療」「法規・制度・倫理」「実務」の7領域となっています。必須問題は90問、一般問題の薬学理論問題が105問、一般問題の薬学実践問題が150問と合計345問で構成されています。そのうち薬学実践問題については実務のみが20問、実務とそれ以外の科目を関連させた複合問題が130問となっています。合格基準は「問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること」「必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること」の2つとなっており、かなり難関な試験となっています。

薬剤師国家試験の受験資格

薬剤師の国家試験は6年制の薬学部の卒業生のみ受けることが可能とされています。そもそも薬剤師は国家資格であり、厚生労働省が毎年実施している薬剤師の国家試験に合格する必要がありますが、これは誰でも受験できるわけではありません。受験資格は薬剤師法で定められており、第15条で「受験資格は6年制薬学課程を修めて卒業した者」と限定されています。一度受験資格を得ると何度でも受験することが可能であるため、過去に6年制の薬学部を卒業した経歴を持つ方であれば、卒業した大学の薬学部に連絡して申し込むことで、受験することが可能です。

薬剤師の国家試験の対策方法

自分に合った勉強方法を見つける

これは薬剤師試験に限らずですが、人にはそれぞれ自分に合った勉強方法があります。独学がいいのか誰かに教えてもらうのがいいのかも人によって違いますし、テキストを使うのかインターネットの動画を見るのがいいのかも異なるでしょう。これは実際に勉強しながら問題を繰り返し解き、自分にあった勉強法を模索していくことをおすすめします。過去に薬剤師試験を受験された方たちは、「過去問を3回以上解く」「広く浅く暗記をする」「必須問題対策の暗記カードを作成する」などの勉強法を実践していたそうです。特に過去問をひたすら解いていくという学習方法は資格試験においてメジャーなやり方の一つです。実際に本番で出た試験を解くことで、知識としての定着はもちろん「問題の出方」の把握や出題傾向の理解も期待できるでしょう。

予備校に通う

自分のペースで学習ができる独学向きの方は自宅で勉強するのがよいと思いますが、なかなか一人でははかどらないという方もいるでしょう。特に今の時代はスマートフォンで動画を見たりゲームをしたり、誘惑が多くなっています。そういった方は予備校を活用するという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。資格試験に向けた学習スケジュールを決めてしまい、しっかりと勉強を進めることが可能です。一緒に通う友達や仲間がいると、より切磋琢磨しながら学習することもできるでしょう。さらに予備校であれば標準スケジュールよりも早く試験対策に着手することがあるため、早め早めの学習が可能です。

息抜きをする

薬剤師の国家試験は学習ボリュームが多いため、かなりのプレッシャーを感じる方も多いのではないでしょうか。勉強の量はもちろんですが質も求められるため、勉強ばかりしていると苦しくなってしまい効率が下がるなんでこともあるでしょう。そういった場合には適度な息抜きが必要です。人間の集中力には限界があると言われていますから、ただ時間をかけて勉強することがよいこととは言い難いでしょう。筋トレでもひたすらトレーニングをするのではなく、間に適度な休息を入れることでより強い筋肉を手に入れることが可能になります。勉強も同様で、自分なりのリラックス方法やストレス発散方法を見つけることで、より充実した勉強時間を確保できるようになるでしょう。

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※引用元:日本調剤採用サイトキャプチャ
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※参照元:薬キャリ(https://pcareer.m3.com/shokubanavi/feature_articles/216)