薬剤師としての「キャリアアップ」を目指す際の、転職成功のコツをご紹介します。 将来的に活躍できる薬剤師になるために、押さえておくポイントをまとめました。
安定した職業と言われる薬剤師ですが、長期的な活躍や収入アップを望むのであれば、キャリアアップを視野に入れる必要があります。 基本的には一般的なほかの職種と同様に、何度も転職を繰り返したり、職場を転々としてしまうと、キャリアアップは望みにくくなります。 なるべく同じ職場に5年以上勤めて、昇給を狙っていきましょう。
またそのためには、はじめの就職先を慎重に選ぶ必要があります。多岐にわたってスキルが身に付き、年収も高めな職場を選びましょう。
特に調剤薬局では給料も頭打ちになりやすく、キャリアアップを実感しづらいと思った。 現場では管理薬剤師以外の役職もないので、評価を受けづらい。 反対に、評価や給料がどんどん上がっていけば、やりがいを感じられると思う。 (女性)
※参照元:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000061619.html)
キャリアに応じて昇進や昇給の体系が整備されていることが、仕事にやりがいを感じるうえで大切だと思います。 給料も横並びではなくある程度職能を考慮してくれることが望ましいです。 (女性)
※参照元:PRTIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000061619.html)
資格取得はキャリアアップに効果的です。 基本的な知識を取得できる、日病薬病院薬学認定薬剤師、日本医療薬学会認定薬剤師、JAPALS CLレベル6などの資格からはじめるのがおすすめです。
また、がんや糖尿病などの特定の疾患や、妊婦や小児といった特定の患者など、それぞれに特化したより専門的な資格も存在します。
どの職場でも基本的に、キャリアアップのためには管理職につくことが大切です。 病院の場合、薬剤部主任や薬剤部長などの薬剤部内部の管理職がこれにあたります。 ドラッグストアの場合は、店長やエリアマネージャーなどの管理職が挙げられます。 調剤薬局では、管理薬剤師や複数店舗を回るラウンダー、複数店舗の実績管理を行うエリアマネージャーなどが該当します。
調剤薬局や薬膳飲食店のオーナーとしての独立を目指して、キャリアアップを行う方法もあります。 独立を目指す場合は、人脈の構築やマネジメント・経営の知識などを学ぶ必要があります。
また、社会的課題にアンテナを向けることも大切です。 まずはフランチャイズ展開している薬局のオーナーに転職してみましょう。 スキルを磨くことができ、さらに開業後のサポートといった恩恵も受けられます。
将来のキャリアアップを考えつつ、さらに向上心を持って働きたい場合には、地域貢献もできる「在宅調剤」がおすすめです。
キャリアアップを見据えた場合、大切なのは将来性のある職場選びです。 薬剤師の主な就職先である「調剤薬局」「ドラッグストア」「病院」それぞれの特徴をしっかり理解し、自分の目標に合った転職活動をしましょう。