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薬剤師のインターンシップ

今では多くの就活生がさまざまな業界のあらゆる業種でインターンシップ制度を利用しておいます。もちろん薬剤師業界においても例外ではなく、薬学生たちがインターンシップにより就職を希望する先の業務を経験する機会を得ています。
ここでは薬剤師におけるインターンシップについて、そのメリットや特徴・種類などを解説しています。薬剤師を目指している薬学生で、就活シーズンに突入する方はぜひチェックして下さい。

インターンシップとは

インターンシップという言葉を耳にする機会は増えましたが、なんとなくは理解しているものの正確に言葉の意味を理解できていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そもそもインターンシップとは、「学生が在学中に行う就業体験」のことをいいます。
「インターン」とも略して呼ばれますが、日本でインターンシップが始まった当初は外資系企業が中心となり取り組まれていました。それが2000年代に入ってから参加者が増え、今では多くの企業でインターンシップが実施されています。

インターンシップのメリット

業界分析や職業理解ができる

大学生のうちは座学や実習で勉強を進めることになりますが、実際のビジネスとなると全く別物です。大学で学んだ内容はあくまでも学問であり、実際に仕事をするとなると全く違う感覚や大学では学べないようなスキルも必要になることがあります。
実際に就職先を検討するうえにおいても、「なんとなくこんなことをしているんだろう」というイメージは持てたとしても具体的にどういう仕事をしているのかは働いてみるまで分かりません。そこでインターンシップに参加することで、現場でどのような業務が行われているかを体験することができるのです。また、就職活動においては業界の分析を行うことになりますが、その知識も踏まえて実際に働いてみることで、より具体的なイメージや感覚を掴めるという効果も期待できるでしょう。

自己分析やキャリア形成に役立つ

働いた経験が無い就活生であれば、実際に働いてみるという体験を得ることはとても重要です。自分はどういう仕事がしたいのか?何ができるのか?を分析するにあたっても、実際に働いた経験が無ければ説得力もありません。採用する企業側としても「働いて給与を得る」という労働の感覚を持っている人間の方が採用しやすいと感じるかもしれません。
また、アルバイトなどの経験がある場合でも、薬剤師のような専門的な仕事ができる機会は少ないでしょう。従って、実際に就職する業界のより専門性の高い企業で働いてみることができるインターンシップは、とても貴重な機会であるといえます。その経験はエントリーシートにおいても、面接場面においても役に立つでしょう。

ビジネスマナーが学べる

学生時代に学ぶことが難しいものの一つにビジネスマナーがあります。大きいことから細かなことまで、対個人・対法人の場面では数多くのビジネスマナーを気にしなければいけない場面があるでしょう。もちろん教育・研修で学べることもあると思いますが、中には相手によってとらえ方が違うコミュニケーションや、ケースバイケースで使い分けなければいけないマナーなどもあります。それを実際の就業とともに体験できるインターンシップは、「まだ学生だから」と失敗しても比較的許されやすい貴重な立場であるといえます。せっかくそういった機会を与えてもらえるわけですから、さまざまなことにチャレンジしてみることをおすすめします。

薬学部生の繋がりができる

就職活動は情報戦といわれることもあり、より数多くの情報を集められる方が自分にとってメリットになります。数多くのインターンシップや就職面接などに参加している就活生たちは、就活場面の情報を最も多く持っているといっても過言ではありません。実際インターンシップに参加する就活生は「その業界に就職したい」と思って参加をしているわけですから、同じような環境下にいる方が多いでしょう。薬剤師を目指す就活生であれば当然薬学生でしょうから、そこで横のつながりを持っておくことで数多くの情報交換ができる環境がつくれます。うまく情報を入手することができれば、自分の就職活動も有利に進められるかもしれません。

インターンシップの種類

体験型のインターンシップ

体験型と呼ばれるインターンシップは、参加する先の企業から業務内容などに関して説明を受けたうえでインターンシップに参加します。期間としては短ければ数日間から1週間程度、長ければ1か月ほどの間職業体験に参加することが可能です。受け入れる企業によっては宿泊を伴うスケジュールで募集していることもあるので、他の企業のインターンシップへの参加も含めた自分の予定と合わせたうえで参加することをおすすめします。

実践型のインターンシップ

実践型と呼ばれるインターンシップは、体験型のインターンシップよりも期間が長いという特徴があります。受け入れる企業によっては1年間程度に及ぶ長い参加期間を設けているケースもあり、相当な経験を積むことができます。実際の業務はもちろん企画への参加をするケースもあり、場合によっては給与を貰えることもあります。実践型は特に能力を伸ばす絶好の機会でもありますので、もし見つけたら積極的に参加してみてもよいのではないでしょうか。

特化型のインターンシップ

インターンシップの中には特定の業種との関わりが深いような施設の見学を行ったり、実際の業務・雰囲気を体験することができる特化型のインターンシップもあります。これは企業側としても自社の雰囲気を感じることができるため、実施する企業も多くなっています。しっかりと長い期間参加したいのか、短くてもより多くのインターンシップに参加したいのか、自分の希望を踏まえてどのインターンシップに参加するかを検討しましょう。

業界別インターンシップの特徴

病院

病院で実施しているインターンシップでは、病棟業務に関する体験や各部署の見学会などに参加することができます。実務実習において経験できなかったような業務を行っている病院を選ぶことで、大学で学べなかったような内容の知識・経験を身に着けることができるかもしれません。病院薬剤師としての働き方を教えてくれるプログラムを実施している病院も多くあるため、不安な点の確認や具体的なイメージを持つために参加してみてはいかがでしょうか。

調剤薬局・ドラッグストア

調剤薬局と一言で言っても、近年は薬局の個別化が進んでいる傾向にあります。従って薬局に就職するとしても、立地や周辺環境、近隣に病院があるかどうかなども気にしなければいけません。診療科目も薬局ごとで異なりますし、在宅医療に積極的に取り組んでいる薬局もあります。調剤薬局やドラッグストアでは調剤業務だけではなく、他の業務も経験できるケースがほとんどです。他のインターンシップより開催期間が長めなこともあるため、貴重な経験が得られるでしょう。

製薬会社・MR職

製薬会社やMR職のインターンシップは、ただの職業体験というよりも適性判断がメインになる傾向があります。実施した自己分析に対して企業側からのフィードバックを得ることで、自分にどのような職種が向いているのかを知ることも可能です。インターンシップですから当然業務を体験する機会もあり、1か月程度かけて実施する企業もあります。就職を希望している企業が長期間のインターンシップを募集している場合は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

薬学部生向け・インターンシップ先の選び方

薬学生が参加したいインターンシップとしては、ここまでに紹介してきた病院や調剤薬局・ドラッグストア、製薬会社などがあります。ほとんどのインターンシップは1日から1週間程度の期間で実施されると言われていますが、少なくとも4社以上と複数の企業のインターンシップに参加することをおすすめします。企業によって業務内容はもちろんですが雰囲気も大きく違うため、自分のやりたいことや興味が持てることを明確にできるよう、積極的に参加しましょう。どういった業界で働きたいかが明確になっていない場合は、規模やエリア、行っている業務などが異なるようなさまざまな種類のインターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。

インターンシップに参加するタイミング・時期

一般的に薬学生がインターンシップに参加し出す時期は5年生の春頃と言われています。多くの企業では5年生の6月頃から実施されることが多く、その募集が始まるのが5年生の4月頃となっているためです。募集されているインターンシップを眺めていて、どこがいいか迷っているうちに時間が過ぎてしまった・・・ということにならないように、早め早めのチェックをおすすめします。もっと早くに経験してみたいという方は、3年生や4年生からでもインターンシップを受けて入れている企業もありますので、そちらを検討してみてください。学生でいる時間はあっという間に過ぎ去ってしまいますので、興味のある企業のインターンシップにはどんどん積極的に参加しましょう。

薬学部生向けインターンシップの特徴

業務体験がほとんどない

薬学生が参加するインターンシップの多くは1日だけの実施となっています。さらに薬局やドラッグストアでは半日だけの開催ということもあります。病院や製薬会社のような先であっても1週間だけだったりと、比較的短いことが多いです。
さらに実際の業務を体験することよりも企業説明や業務紹介、グループワークや交流などが主な内容となっているという特徴があり、大学では学べないような内容を学ぶことができます。

参加ハードルが低い

長期に亘ってインターンシップが実施される場合、学校やプライベートの事情なども考えるとなかなか参加しづらいという方も多いのではないでしょうか。薬学生向けのインターンシップは期間が短いという特徴がありますから、比較的参加しやすいといえるでしょう。さらに大手企業であれば日本各地でインターンを募集していることがあるため、上京が必須でないケースも多くあり、地方の学生でも参加しやすくなっていることがあります。

インターンシップのエントリーシートを書く時のポイント

体験内容を確認する

これは薬学生に限らず言えることですが、どんな企業のインターンシップに参加する場合でも体験内容はきちんと確認しておくようにしましょう。企業の狙いやインターンシップの内容をしっかりと理解してエントリーシートを書くことで、担当者の心に刺さるかもしれません。自分がインターンシップで求めるものと企業が求める人材像がうまくマッチすれば、そのインターンシップの時間がより質の高いものになるでしょう。

参加理由は具体的に

エントリーシートをしっかりと書くためには自己分析が欠かせません。数多くインターンシップが開催されている中で、なぜそこを選んだのかを明確に説明できるように考えておきましょう。業界や業種・企業に対する一方的な興味・関心だけではなく、自分が企業にとっても魅力的な人材であることをアピールできれば、インターンシップに参加できる可能性はより高まるでしょう。自分の気持ちと企業の希望をすり合わせながら、強みを活かせることをPRしましょう。

エントリーシートの例文

貴社のインターンシップを通し、薬剤師の業務において必要なことを経験したいと思い応募いたしました。
私は薬剤師の実習や大学での勉強に対し積極的に取り組んでいますが、実際に働いた経験がありません。
貴社のインターンシップに参加することで、実際に働かれている薬剤師の方との交流を通じ、自分の身に着けた知識・経験をどう活かせるか、またどのような知識・経験が薬剤師として活躍するために必要なのかを学びたいと考えています。

comparison

薬剤師のキャリアアップコース別
岡山市・倉敷市を勤務地に含む
調剤薬局2選

地域密着型で
キャリアアップができる
タイオン365(リード薬局)
リード薬局採用サイトキャプチャ
※引用元:タイオン365(リード薬局)採用サイトキャプチャ
(https://lead.taion365.co.jp/)

キャリアアップが叶う理由

  • 将来性のある「在宅調剤」に特化
    (「門前薬局」もあり)
  • 挑戦する人を歓迎する社風だから成果や活躍に比例して早期昇進・昇給あり
年収 700万~800万円
昇給賞与 昇給年1回、賞与年2回
転勤の有無 岡山県外の転勤なし
残業代
支払い有無
残業代支払いあり
有給取得率 80%(2020年実績)
全国転勤による
スキルアップが望める
日本調剤
日本調剤採用サイトキャプチャ
※引用元:日本調剤採用サイトキャプチャ
(https://www.nicho.co.jp/shinsotsu/)

キャリアアップが叶う理由

  • 全国713店舗あるので地域に留まらず活躍できる
    (2022年5月2日時点)
  • 1894年創業の100年以上続く安定企業のノウハウを得られる
年収 ※公式HPに掲載されている求人情報に年収に関する記載はありませんでした。
昇給賞与 昇給年1回、賞与年2回
転勤の有無 全国転勤あり
残業代
支払い有無
残業代支払いあり
有給取得率 公式HPに記載なし

薬剤師に向けて役に立つ情報を発信する大手ポータルサイト「マイナビ薬剤師」に求人を掲載している会社のうち、唯一「在宅調剤」を行っている岡山市の調剤薬局である「リード薬局」、同じく「マイナビ薬剤師」に掲載されている会社のうち、売上ランキング※で上位かつ全国に拠点をもつ大手調剤薬局「日本調剤」をピックアップしました。(調査時期:2022年5月1日~5月30日)

※参照元:薬キャリ(https://pcareer.m3.com/shokubanavi/feature_articles/216)